既存住宅状況調査技術者(インスペクター)講習
昨日は、終日講習でした
講習内容は、既存住宅状況調査技術者(インスペクター)の登録講習です
これは、来年4月から宅建業法の変更に伴い、中古住宅の売買の際には
インスペクターの状況調査をあっせんしなければならない というものです
分かりやすく言うと
中古住宅の売買時にその家がどのような状態なのかを資格を持った建築士が
調査することを購入者にあっせんしなければならないようになる。
現在はあっせんするだけですが、これは近いうちに義務化するでしょう
家の状況を調べないと売れなくなるということです
現在、日本国中の住宅のうち空き家は13.5%もあり
7〜8戸に1戸が空き家です
今後その空き家の流通が増える際に、トラブルをできるだけ避ける目的もあります
住宅の基礎から柱・梁などの主要構造部や屋根・外壁・内装仕上げなどなど と
ほぼすべての部位を調査・計測し報告書を作る仕事です
インスペクターの調査により、何より安心して暮らすことができます
中古住宅市場では意外とトラブルが多く、表面の仕上材は取り換えて綺麗でも
基礎が傾いていたり、土台が腐食している場合があります
中古といえども数十年は住むのに、そのような状態では数年で多額の費用で補修工事をしなければならず
売るにも補修しないと売れない状況になります
来年4月からの中古住宅の売買の際には、契約前の重要事項説明書に新たな項目が増えます
このインスペクターになれるのは、建築士の資格を持った者で設計事務所登録している人だけです
資格があっても設計事務所登録していないと、調査はできません。
今回の講習後の試験の結果で、資格が与えられます
合格していることを願っております。